インテリアプロショップLOWVE スタッフブログ

皆さま、こんばんは。

Interior Proshop LOWVE（ローヴェ）の城岸です。

 

 

先日も素敵な納品に立ち会ってきました。

昨年の9月にLOWVEにご来店いただいたN様。

初回のご来店の際に、こんな家にしたいという、お二人の価値観や考え方をお聞きした時、

めちゃくちゃワクワクしました。

 

「リビング・ダイニングのスペースに、飾り棚が欲しい。

シンプルな感じではなくて、ちょっとデザインがあるもの。

季節によってディスプレイを変えて楽しめたらいいな。」

 

お二人が絶対に気に入ってくださるだろうと思ったカップボードがありました。

ミヤモト家具本店で、15年以上、お店で大切に育てながら展示していたものです。

廃番になり、泣く泣く現品限りで販売することになった製品でした。

私自身、いつか自宅の書棚として買い取りたいと思っていたもので、

本音を言うと、売れないで欲しい…と思っていました。

 

でも、N様になら提案したい。

きっと愛着を持って大切にしてくださるだろうから。

 

N様に、「お二人がきっと気に入るだろうと思うカップボードがあるので、本店に見に行きませんか？」

と本店にご案内しました。

「めちゃくちゃ良い。これすごく好きです。このカップボードを中心に、他の家具も決めていきたい」

 

当初は、ダイニングテーブルや椅子は拘りが無いから、安いものでいいと仰っていたN様。

ダイニングテーブルや椅子も、お二人で「やっぱりコレだ！これがいい！」と納得いくまで選ばれました。

 

その様子を見ていると、自分がいる意味は、

「これでいっか」じゃなくて、「これがイイ！！」と、

お客様にご満足いただける家具選びをサポートしていくこと。

お客様とご家族を繋ぐ架け橋となる存在として、自分がいると、改めて実感しました。

 

そして先日、待ちに待ったN様邸の家具の納品。

 





 

左側が15年物のウォールナットのカップボードです。

框組の扉と、木の取手、クラシックな雰囲気を漂わせるデザイン。

美しく飴色に経年変化して、まるでアンティーク家具のようです。

 

右側には、デザインがそっくりなローボードがありますが、

こちらは、カップボードとデザインを揃えて特注でお作りしたものです。

 



 

脚の高さ、框の幅、扉の比率まで詳細に採寸して図面におこし製作しました。

 



 

天板は、経年変化を楽しみながら、末永くお使いいただけるよう無垢材で提案しました。

真鍮のつまみがアクセントです♪

 



 

内部もウォールナットの厚突板で美しい仕上がり。

細かく可動できる棚板で、使い勝手も抜群です。

 



 

N様から、「家具も照明もピッタリで、想像以上に素敵で、大変満足しています」と仰っていただき、

私も本当に嬉しかったです。

 

これから、真新しい家具が経年変化し、カップボードの色つやに追いついて来た時、

きっと、お二人の思い出がたくさん刻まれていると思います。

N様の暮らしの中に、家具があることで、たくさんのかけがえのない時間が生まれ、

ミヤモト家具がその懸け橋となれるよう、これからも末永いお付き合いをさせていただけたら幸いです。

 



 

N様、この度は、誠にありがとうございました。

 

 

城岸

 

 

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